SEOとは何?ブログ初心者向けにわかりやすく解説

こんにちは、海星です。

今回は、「SEOとは何か」について、ブログ初心者の方にわかりやすく解説します。

こんな方におすすめ

  • SEOってよく聞くけど何なの?
  • 「SEOはオワコン」って聞いたけどホント?

この記事で得られること

  • SEOの仕組みがザックリわかる
  • ブログでやるべきSEO対策がわかる
  • 「SEOはオワコン」について不安が取り除ける

それでは解説していきますね。

目次

SEO(Search Engine Optimization)とは?

SEOとは、Googleの検索結果の順位を上げる施策のことです。

Googleの検索結果とは、下記のような画面のことですね。

検索結果は、じつはランキングになっていて、上から順に1位のサイト、2位のサイト…となっています。

検索したら、上から順番に検索結果を見ていきますよね。よって、必然的に1位のほうがアクセスが多くなります。最後のほうは見ませんからね。

つまり、世の中のサイトは、なるべく上位に表示させたいわけです。

「サイトを上位表示させて、アクセスを集めたい」。そのための施策が、SEOということです。

他のサイトより上位表示させるには、検索エンジン・読者にとって利便性の高いコンテンツを作ることがポイントです。

SEOの仕組み

Googleの検索結果で、どのように検索順位が決まるのか仕組みを押さえておきましょう。

検索順位が決まる仕組み

  1. クロール
  2. インデックス登録
  3. 検索結果の表示

順番に解説していきますね。

1. クロール

クロールとは、Googleのロボット(クローラー)が、あなたのブログを発見することです。

クロールには「巡回」という意味もあり、クローラーは「巡回するロボット」のことです。

2. インデックス登録

インデックスとは、クローラーが集めた情報を、インデックス(Googleのデータベース)に保存することです。

ここで、Googleがページの中身をちゃんと読み込んで、インデックスに登録できるかどうか決まります。

参考:インデックス登録されたか確認する2つの方法

3. 検索結果の表示(ランキング)

無事にインデックスされると、あなたのブログがランキング形式で検索結果に表示されます。

検索結果に表示されるには、検索エンジン・読者にとって利便性の高いコンテンツを作る必要があります。

以上が、検索順位が決まる仕組みです。

ちなみに、上述した3つのプログラムが連動して動き、最終的に検索結果をユーザーに見せるのが検索エンジンの役割です。

SEO対策のメリット

SEO対策のメリットを3つ解説します。

アクセスを集められる

SEO対策をすることで、Googleの検索結果からアクセスが集めることができます。

対策がうまくハマれば、

  1. 大量のアクセスが見込める
  2. コンスタントにアクセスがくる

といった大きなメリットがあります。

ただしこれらは条件付きでして、記事やブログが需要のある良質なコンテンツであり続ける必要があります。

広告費がかからない

SEOで集めれば、広告費はかからりません。

そもそもアクセスを集めるには、お金がかかりますが広告を使う方法もあります。

Google広告ですと、「1クリック(アクセス)につき○円」といった形で買うことができます。

例えば1クリック50円だと、1,000クリックで5万円ですね。

SEO対策でアクセスが集まれば、こういった費用がかからないのはメリットですね。

特定の読者を集められる

特定の悩みを持った読者を集めることができます。

Google経由でアクセスする人は、解決したい「悩み」や「疑問」を持っています。

例えば、「ブログ 始め方 初心者」で検索する人は、「ブログを始めたいけど何をすればわからない」といった悩みがあると想像できます。

検索する人の悩みがわかれば、どんなコンテンツを作ればいいか考えやすいですよね。

SEO対策のデメリット

SEO対策のデメリットを3つ解説します。

効果が出るまで時間がかかる

SEOには即効性がないので、アクセスを集めるのに時間がかかります。

1つの記事が上位表示されるには、だいたい3ヶ月前後はかかると考えたほうが良いでしょう。

できるだけ短期間でアクセスを集めたい場合は、広告・SNS発信での集客が向いています。

おすすめは、SEO対策とSNS発信を併用することです。なぜなら、アクセス元が多いほうが集客が安定するからですね。中長期的なアクセスはSEOに任せ、短期的〜長期的なアクセスはSNSに任せる感じです。

検索順位が変動する

Googleの検索順位は、日々変動します。

「昨日は1位だったのに、今日は10位になってしまった」なんてこともよくあります。

要因としては、

  • 他サイトが、より質の高いコンテンツを作ったこと
  • Googleのアルゴリズム(検索順位を決めるためのルール)がアップデートされたこと

などが考えられます。

よって、一度作った記事は定期的に改善(リライト)が必要ということになります。

SEOに関する情報が氾濫していて惑わされる

SEOに関する情報は数多くあり、「何が正しい情報なのか」がわからなくなりがちです。

Aサイトでは「metaディスクリプションが大切」と言っていても、Bサイトでは「metaディスクリプションは不要」と真逆のことを言ってたりします。

じつは、検索順位が決まる要因はかなりブラックボックスで、真に正しいSEO対策は誰にもわかりません。

しかし、Google公式の解説や、Googleの社員が解説している内容などは信頼性が高いと言えるでしょう。

もし本当に調べたいと思ったら、公式により近い情報源や・SEOの専門家として評価が高い人物から参照することをおすすめします。

ウニ

初心者の方は、次に説明する「SEOの基本」だけおさえておこう。

ブログにおけるSEO対策の基本

それでは、ブログにおけるSEO対策の基本を解説します。

WordPressでブログを作る

まずは、WordPressでブログを作ることです。

理由は、次のとおりです。

  1. クローラーが理解しやすいサイト構造である
  2. SEOを強化する拡張機能(プラグイン)がある
  3. 文字の装飾などが豊富で、読者が読みやすいブログになる
  4. 表示速度を改善しやすい
  5. マイナスのSEO評価を避けられる 

…など

上記の理由から、SEOに強いと言われています。

少なくともライバルサイトより不利ではなくなり、無料ブログよりはるかに運営しやすくなります。

しかし、WordPressでブログを作ったから必ず上位表示するわけではない点に注意しましょう。

WordPressは10分ほどで作成できるので、興味がある方は下記の記事をご覧ください。

キーワードを含める

ブログの記事にキーワードを含めるのは、SEO対策の肝です。

「キーワード」というのは、ユーザーが検索エンジンに入力する単語を指します(別名「クエリ」とも)。

Googleの検索エンジンは、こういったキーワードに関連する記事を、ランキングで表示するのでしたね。

だから、キーワードを「記事タイトル」・「見出し」・「本文」などに含めておくとSEO的に効果的です。

最初に、ブログで使うキーワードを一通り選定しておくと楽です。

  • 例えば恋愛ブログなら…
    • 恋愛 マッチングアプリ おすすめ
    • 彼女ができない 理由
    • 自分に自信がない 恋愛 男
    • 遠距離 長続き コツ

こういったキーワードを選定しておけば、あとは記事を書くだけになります。

「読者はどんなことを知りたいのかな?」という需要を把握してから記事を書いたほうが読まれるブログになりますよ。

キーワード選定の方法は、下記の記事をご覧ください。

検索意図を考える

検索意図とは、ユーザーが「なぜそのキーワードで検索したのか?」ということ。

言い換えれば、「検索結果から何を得たいのか」という「ニーズ」を知ることですね。

検索意図と真摯に向き合わない限り、検索上位は取れません。

Googleは、ユーザーが知りたいことが書いてあるページのみを表示したいからです。

検索意図を考える手がかりとして、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」という考え方があります。

  • 顕在ニーズ:ユーザー自身が認識しているニーズ
  • 潜在ニーズ:ユーザー自身が認識していないニーズ

これらをもとに考えると、

  • 顕在ニーズ:ブログの始め方を知りたい。初心者だからわかりやすく教えてほしい。
  • 潜在ニーズ:できれば収入を得たいな。文章が下手なのをどうにかしたいな。

という感じですね(あくまで一例)。

実際に「ブログ 始め方 初心者」で検索すると、検索結果で出てきたサイトには「広告で収入を得る方法」や「ライティング方法」まで記載してあります。

これは、読者の潜在ニーズを先読みした結果ですね。

顕在ニーズまでは、キーワードから想像がつきます。

さらに「なぜそのキーワードで検索したのか?」「それを知ってどうしたいのか」など突き詰めると、ユーザーすら認識していないニーズが浮かび上がります。

潜在ニーズを考えると「言われてみればそれが知りたかった!」というような、相手に刺さる内容まで書けるようになります。

検索意図に関する詳しい内容は、下記の記事で解説しています。

わかりやすい構成(見出し)作り

キーワードが決まって、検索意図も把握できたら、記事の構成をつくります。

構成とは、記事で使う見出しを整理したものです。見出しの名前や、順番などを考えて、読者に伝わりやすくします。

構成で大切ポイントは、「階層構造を守ること」です。

見出しには、h1〜h6まで用意されています。

「h」は、「heading=見出し」のことです。

h1〜h6には、それぞれ役割があります。

  • h1:記事タイトル
  • h2:大見出し。章ごとの主要トピック
  • h3:中見出し。h2をさらに小分けにしたいときに使う
  • h4:小見出し。h3をさらに小分けにしたいときに使う
  • h5〜h6:小見出しの小見出し…。あんまり使わないです

例えば、下記のような感じです。

h2 健康的にダイエットする方法
 h3 食事
  h4 酵素ダイエット
  h4 枝豆ダイエット
  h4 こんにゃくダイエット
 h3 運動
  h4 ヨガ
  h4 水泳
  h4 筋トレ


階層が深くなるにつれ、「抽象的な内容」→「具体的な内容」になっていくイメージですね。

これを守っていない例が、下記です。

h2 健康的にダイエットする方法
 h3 食事
  h4 酵素ダイエット
  h4 枝豆ダイエット
  h4 酵素ダイエットがおすすめな理由 ←h4の「酵素ダイエット」の中に書くべき
 h3 運動
  h4 ヨガ
  h4 水泳
  h4 筋トレ
  h4 こんにゃくダイエットがおすすめ! ←運動じゃない

ブログの階層構造は、崩れている人が多いので注意です。

実際は、「階層構造が崩れていてもGoogleは評価を下げない(外部リンク)」とされていますが、正しく使ったほうがわかりやすいです。

利便性の高いサイトを作る

SEOで上位を取るには、利便性の高いサイトを作る必要があります。

例えば、下記を満たすことが大切です。

  • パンくずリストを使用する
  • ナビゲーションページを用意する
  • 読みやすい文章で書く

参考:Google 検索セントラル

これは、Google検索セントラルの見解でも明言されている内容です。

ちなみに、SEO対策がされているおすすめのWordPressテーマについては、下記の記事をご覧ください

E-A-Tを意識する

E-A-Tとは、Google定めている良質なコンテンツの基準です。

  • 専門性(Expertise)
  • 権威性(Authoritativeness)
  • 信頼性(Trustworthiness)

なんだか難しそうな基準ですね。

具体的にどうするのかというと、

  • 独自性の高いコンテンツを作る
  • 信頼性の高いデータを参照する
  • コンテンツに専門家の監修を入れる(あるいは自分が専門家として発信する)
  • サイトの運営者、コンテンツの提供者、サイトの目的を明確に示す

Googleは、上記の内容で作ることが良質なコンテンツにつながると考えています。

すごくラフに表現すると、「その分野の専門家になろう」ということです。

下記の記述も参考になるので引用しておきます。

高品質のコンテンツを作成するには、時間、労力、専門知識、才能 / スキルのうち少なくとも 1 つが十分にあることが必要です。コンテンツが事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを確認してください。したがって、たとえばページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。

テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する

上位表示できない理由

上位表示できない理由としては、下記のことが考えられます。

1. キーワード選定が不十分

キーワード選定をしないで記事を書いても、SEOで上位表示することはありません。

キーワード選定されていない記事は、検索エンジンからたどり着くことはできず、Googleも記事の評価をすることができないのです。

SEOで評価されたい場合は、

  1. キーワード選定する
  2. 構成を作る
  3. 記事を執筆する

この順番を守るようにしましょう。

さらにいえば、「1キーワードにつき1記事」という原則を守るといいでしょう。

たとえば「2〜3キーワードにつき1記事」などにすると、検索意図を絞れず、ユーザーが納得するコンテンツが作りにくいからです。

2. 検索意図が満たされていない

検索意図が満たされていないサイトは、上位表示されることはありません。

これも繰り返しになりますが、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の両方を満たせる記事を作ることです。

記事の構成段階で多少時間がかかってもいいので、しっかりニーズを把握してから書き始めるようにしましょう。

3. YMYLジャンルで記事を書いている

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略語です。

健康・お金など、人生に大きな影響を与えるジャンルのことを指しています。

例としては、下記のようなジャンルですね。

  • 金融(年金、保険、投資、税金、クレジットカード、不動産の購入、ローンなど)
  • 医療(健康、病気、薬、メンタルヘルス、栄養、美容など)
  • 法律(離婚や親権、遺言書の作成など)

など。詳しくはGoogle General Guidelinesへ。

このジャンルで検索してみて、上位サイトが公的機関や医療機関などだった場合、上位表示は難しいと判断したほうがいいかもしれません。

4. ライバルサイトが強すぎる

ライバルサイトが強い場合というのは、検索結果を見ればわかります。

例えば、「転職サイト おすすめ」で検索してみます。

検索結果を見てみると、企業サイトがひしめき合っています。

企業サイトは信頼性がありますし、コンテンツの質を上げるためにコストをかけています。

ですので、この検索結果に入り込むのはかなり難しいと考えたほうがいいですね。

検索したときに「個人ブログがあるか?」という基準でライバルリサーチしてみてください。

SEOは意味ない?オワコン?【今の時代はSNSでの集客も取り入れるべき】

「SEOは意味ない?オワコン?」という意見があります。

しかし、SEOに意味はあります。

なぜなら、「ニッチなキーワード」で攻めれば十分にアクセスを集められるからですね。

一度、上位表示すると、そのあとしばらくはアクセスが見込めるので、取り組む意味はあるでしょう。

一方で、SEOのデメリットの章で解説したように、効果が出るまでに時間がかかったり、検索順位が変動することもあります。

よって、短期間で安定的なアクセスが見込める「SNS発信」での集客と併用することをおすすめします。

詳しくは、下記の記事をご覧ください。

まとめ|SEOは集客方法の1つとしておすすめ

SEOとは、Googleの検索順位を上げるための施策のことです。

個人ブログにとっても、集客方法の1つとしておすすめです。

最初は時間がかかると思いますが、手を抜かずにキーワード選定や構成作りなどをしていきましょう。

また、初心者の方がコンテンツ制作の足がかりをつかむのにも効果的です。

記事数を積み重ねることで、だんだんスピードが上がってくるので安心してくださいね。

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はじめまして、物書きの海星です。

ちょろっと自己紹介します。

新卒で事務員になりましたが、仕事から逃げたくて、2年半で退職しました。

趣味でブログを書いていた経験を活かしてフルリモートのWebライターや編集者を経験したりしました。

自分のビジネスも始めて、趣味の音楽で月に20万円を稼ぐことができました。実働は20時間とかそこらです。

「自分は何でもできるんや!俺TUEEE」と調子に乗ってシステムエンジニアに転職した矢先、ブラックすぎて適応障害になりました。社会復帰に1年以上かかるという。

ただ、その後もなんとか復帰して、ライター、編集者、ディレクター、マーケターなどの仕事をこなしました。

結果、今は色々なスキルを獲得して、1つの組織に依存することはありません。会社をやめたいときにやめて、フリーになって、どこかに入りたくなったら入る。

職業においてかなり自由な生活を送っています。

こう言うと、すごいと言われますけど、嫌なことから逃げ続けた結果だと思っていますw

勉強さえすれば、誰でも実績は作ることができるので、その実績をもとに転職するなり起業するなりしたほうが、人生が思いもよらない方向に転がると思ってます。

1つの組織にいる努力も素晴らしいですが、僕はそれとは真逆の人生を送っています。

このブログを色々みてもらって、ぜひ刺激にしてもらえたら嬉しいです。

もっと詳しいプロフィールは下記より。

>>> 海星のどん底紀行。適応障害から今に至るまで

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