こんにちは、海星です。
今回は、ブログ記事の見出しの作り方について解説します。
こんな方におすすめ
- 記事の見出しを作るのがはじめてな人
- わかりやすくて、魅力的な見出しが作りたい
この記事で得られること
- 見出しの役割がわかる
- SEOに強い見出しを作るポイントがわかる
- 効率的に見出しを作る7つの手順がわかる
とくにみなさんがわかりにくいのは、「何を調べて、どういう順番で見出しを作ればいいの?」ということだと思います。
この記事では、キーワード選定から見出しが完成するまでの流れを、誰が見てもわかるように具体化しました。
よろしければ参考にしてみてください。
ちなみに、下記にある目次の一つひとつが「見出し」です。それでは解説していきますね。
ブログ記事のおける見出しの役割
見出しとは、章ごとのタイトルです。
ブログ記事における見出しの役割は下記のとおりです。
1. 記事の内容を事前に把握する
読者は見出しを見ることで、内容を事前に把握することができます。
「自分が知りたいことが書いてある!」と感じてもらえれば、続きを読んでもらえますね。
だから、あらすじを事前に知らせるのは重要です。
また、見出しは記事冒頭の目次として表示させることができます。
読者は見たいところにジャンプすることができます。
読者のなかには「流し読み・部分読み」をする人も多く、記事のすべてを見るとは限りません。
見出しから内容がわかれば、その部分だけでも読んでもらえる可能性が上がります。
2. 記事が読みやすくなる
見出しで文章を区切ることによって、記事全体が読みやすくなります。
- 話の要点がひと目で分かる
- 文章の区切りがわかりやすい
見出しなし
要点がわからないと、「何を伝えようとしているんだろう…」と想像しながら読むことになるので、内容が頭に入ってきません。
また、文章に区切りがないのでシンプルに見づらいですね。
見出しあり
見出しがあれば、話の要点がひと目で分かるので、内容がスッと頭に入ってきやすいです。
もちろん、文章のまとまりがはっきりするので、読みやすくなりますね。
読みやすいことで読者の離脱が減り、SEO的にも効果があります。
SEOに強い見出しを作る3つのポイント
SEOに強い見出しを作る3つのポイントは下記のとおりです。
1. 内容を端的にまとめる
見出しは、内容を端的にまとめることを心がけましょう。
読者・検索エンジンに情報をわかりやすく伝えることが目的なので、長い文章を書く必要はないんですね。
- <h2> 僕がおすすめするブログ初心者の方がまずやるべきSEOに強い見出しを作るための方法を解説します!
- <h2> SEOに強い見出しを作る5つのポイント
上記のような感じですね。
アレコレ伝えると何も伝わらないことが多いので、まずは一番大事なことを短く言い切るほうがいいです。
2. 適度にキーワードを入れる
見出しには、適度にキーワードを入れてください。
検索エンジンは見出しで記事内容を判断しているので、見出しにキーワードが入っているとSEOに効果があります。
キーワードを入れるときは、読みやすさとのバランスを考える必要があります。
例えば下記は、「SEO とは」というキーワードで書いた目次です。
「SEO」というキーワードが、見出し(H2)に含まれていますね。
目安としては、見出し全体の3〜4割にメインキーワードが入っているのが良いですね。
見出しのすべてに「SEO」と入っているケースはNGです。多すぎると、見出しの文章にも違和感が出てくるはずです。
3. 数字で具体性を出す
数字で具体性を出すことで、説得力を出したり、興味を引いたりすることができます。
- <h2> SEOに強い見出しを作るポイント
- <h2> SEOに強い見出しを作る4つのポイント
後者のほうがより1つ1つの中身が気になりやすいですね。また、「4つ」と限定されることで「長々と説明されるのでは」という不安も解消できます。
ただ、これも使いすぎはNGです。
- <h2> ブログ記事のおける見出しの役割2つ
- <h2> SEOに強い見出しを作る4つのポイント
- <h2> 効率的に見出しを作る手順4つ
- <h2> 見出しを作るときの注意点3つ
数字が乱立すると、逆に不自然になります。
つまりは、ワンパターンな戦法には注意ということですね。
見出しのルールを守る
見出しにはルールがあるので、まずこれらを押さえておきましょう。
「大見出し→中見出し→小見出し」の順番を守る
「大見出し→中見出し→小見出し」の順番を守りましょう。
そのために、見出しにはh1〜h6という番号がついています。
h1〜h6には、それぞれ役割があります。
- h1:記事タイトル
- h2:大見出し。章ごとの主要トピック
- h3:中見出し。h2をさらに小分けにしたいときに使う
- h4:小見出し。h3をさらに小分けにしたいときに使う
- h5〜h6:小見出しの小見出し。あんまり使わないです
例えば、下記のように使います。
h2 ダイエットする方法
h3 食事
h4 酵素ダイエット
h4 枝豆ダイエット
h4 こんにゃくダイエット
h3 運動
h4 ヨガ
h4 水泳
h4 筋トレ
階層が深くなるにつれ、「抽象的な内容」→「具体的な内容」になっていくイメージですね。
これを守っていない例が、下記です。
h2 ダイエットする方法
h3 食事
h4 酵素ダイエット
h4 枝豆ダイエット
h4 ボクササイズがおすすめ ←食事じゃない
h3 健康的にダイエットする方法 ←「食事」と同列なのは不自然(抽象度が違う)
h4 ヨガ
h4 水泳
h4 筋トレ
階層構造は、地味に崩れている人が多いので注意です。
実際は、「階層構造が崩れていてもGoogleは評価を下げない(外部リンク)」とされていますが、正しく使ったほうがわかりやすいです。
「h1」は1ページに1つ
h1は、記事タイトルで使います。
WordPressだと、下記の赤枠にタイトルを書けば、自動的にh1になりますよ。
続く本文では、h1タグは使わず、h2以降を使うようにしましょう。
【実践】効率的に見出しを作る7つの手順
続いて、見出しを作っていきましょう。
実際に僕がやっている、効率的に見出しを作る手順を具体的に解説します。
まずは、下記から構成ツールをダウンロードしておいてください。
※現在は、公式LINEで配布しています。
どの工程においても、「検索意図」を常に考えながら作業を進めましょう。
1. 狙うキーワードを決める
まず、何のキーワードで記事を書くかを決めます(=メインキーワード)。
メインキーワードを決めることで、次のメリットがあります。
- 検索順位が上がりやすい
- 読者のニーズに沿って書ける
キーワードに沿って記事を作れば、読者のニーズから大きく逸れることはありません。
ブログ全体で使うキーワードは、まとめて選定しておいたほうが効率的に作業ができます。
書くキーワードがすべて決まっていれば、あとは書くだけだからですね。
詳しくは、下記の記事を参考にしてみてください。
2. キーワードについて、自分で見出しを考える
キーワードが決まったら、「自分だったら何が知りたいか?」に基づいて、見出しを作成してみましょう。
例えば、「検索意図」についての見出しを考える場合、
・検索意図とは?
・検索意図の考え方
・おすすめのツール
上記のような感じですね。箇条書きでもいいですし、上記の構成作成ツール内に書いても良いです。
この作業を行うメリットも説明しておきます。
- 自分の記事に対してこだわりが持てる(主体性が必要)
- ライバル記事をみたときに、自分との違いがわかる(「あーなるほど」と単純に勉強になる)
- 他サイトとは違う切り口が見つかる可能性がある(差別化できる◎)
記事は、多少なりとも主体性がないと書けません。一度、自分の頭で考えることが大切です。
後々、効いてきますよ。
3. ライバル記事を10位まで見る
次に、ライバルサイトの記事を10位まで見ます(1ページ目に表示されている記事すべて)。
SEOにおいて「良い記事を書く」というのは、ライバルより良い記事を書くということです。
下記のことを考えながら眺めましょう。
- 自分が思いつかなかった内容はあった?
- どういった説明が良かった?
- 改善できるところ、こうしたほうが伝わりやすいという部分はあった?
必要に応じて、メモを取るようにしましょう。
「自分にはない視点ばかりだな…」と落ち込むこともあるかもしれませんが、それは正しい方向に進んでいる証拠なので安心してください。
ライバルの良いところを知っておくことで、さらに良い記事が書けるからです。
4. ライバルの記事の見出しを抽出する
ライバルの記事の見出しを、見出し抽出ツールを使って抽出しましょう。
- ①狙うキーワードを入力
- ②「検索上位サイトから抽出」をクリック
- ③CSVダウンロード
この見出しを使って、後ほど自分が作った見出しを補強していきます。
5. ツールで関連キーワードを取得する
続いて、キーワードツールで、関連キーワードを取得しておきましょう。
① 関連キーワード取得ツールを使う(ラッコキーワード)
「ラッコキーワード」で、メインキーワードを検索してみましょう。
すると、サジェストキーワードがたくさん出てきます。右上の「全キーワードコピー」をクリックします。
② Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調査する
ラッコキーワードで取得したキーワードを使って、ボリュームを調べます。
キーワードプランナーを開き、右側の「検索のボリュームと予測データを確認する」をクリックします。
赤枠の中に、ラッコキーワードでコピーしたキーワードをすべて貼り付けます。貼り付けたら、「開始する」をクリックします。
すると、検索キーワードごとにボリュームを見ることができます。
これで、「どのキーワードがどれだけ検索されているか?」がわかります。
ボリュームが「-」となっているものは、検索回数が0なので、需要がほとんどないということです。つまり、書かなくていいキーワードです。
右上の赤枠をクリック→「過去の指標」をクリックで、このデータをダウンロードしておきましょう。
6. 集めたキーワードは構成作成ツールにまとめる
構成作成ツールに関連キーワードをコピペしてまとめておきましょう。
※現在は、公式LINEで配布しています。
7. 検索意図を考えながら、見出しを作る
次に、構成作成ツールを使いながら検索意図を考えます。
前提として、検索意図には2種類あります。
- 顕在ニーズ:ユーザー自身が認識しているニーズ
- 潜在ニーズ:ユーザー自身が認識していないニーズ
例えば、「ブログ 始め方 初心者」であれば、
- 顕在ニーズ:ブログの始め方を知りたい。初心者だからわかりやすく教えてほしい。
- 潜在ニーズ:できれば収入を得たいな。文章が下手なのをどうにかしたいな。
という感じですね。
意図を2つに分けることで、「言われてみればそれが知りたかった!」という相手に刺さる内容を書けるようになります。
詳しい考え方は下記の記事をご覧ください。
上記の前提知識をもとに、見出しを具体的に考えていきますね。
ライバルの構成と自分で考えた構成を比べて、情報を補強する
まずは、先ほどダウンロードしたライバルの構成と、自分で考えた構成を見比べて、足りない情報を補足していきます。
「これはぜったいに必要だな」と思った情報は、自分の構成に補強していってください。
上位記事は、「Googleから品質を認められている記事」です。その記事から良いところを真似たほうが、さらに良い記事が作れる可能性が高まります。
とはいえ、構成を補強するときは、下記のことに気をつけてください。
- ライバルと全く同じ見出し名にしない(言い回しを変える・話の内容だけ真似る)
- 見出しの順番をなるべく変える(部分的にかぶるのは仕方ない)
- 他サイトにない見出しを作る
- 見出しの順番をさらにわかりやすくする
コピペした見出しをそのままWebに公開すると、Googleからペナルティを受けるのでご注意ください。
見出しを構成作成ツールに貼り付けて、完成させる
作成した見出しを、構成作成ツールに貼り付けます。
先ほどの手順で関連キーワードやサジェストが貼り付けられていると思うので、見出しにキーワードを含めていってください。
最後に、下記のことをチェックしておききましょう。
- 内容を端的にまとめる
- 適度にキーワードを入れる
- 数字で具体性を出す
- 「大見出し→中見出し→小見出し」の順番を守る
- メインキーワードは見出しの3〜4割の出現率にした?(多すぎNG)
- ライバルと全く同じ見出し名にしない(言い回しを変える・話の内容だけ真似る)
- 見出しの順番をなるべく変える(部分的にかぶるのは仕方ない)
- 他サイトにない見出しを作る
- 見出しの順番をさらにわかりやすくする
「どうしてもライバルとの差別化が測れない」といった場合は、追加のリサーチをしましょう。
メインキーワードを使って「Yahoo!知恵袋」「Twitter」などで検索してみましょう。また、「メインキーワードを少し変えて再検索」などが有効です。下記の記事を参考にしてみてください。
見出しを作るときの注意点
見出しを作るときの注意点です。
キーワードを含めすぎない
キーワードは含めすぎないように注意してください。
過剰に含めると、読みにくいだけでなく、Googleからの評価も下がる可能性があります。
3〜4割ほどの出現率にしましょう。
h1を使うのはタイトルのみ
h1を使うのは、記事タイトルのみです。
たまに、h1から見出しを作ってしまう方もいますが、本文中にh1を作らないように注意してください。
見出しの文字数は20文字を目安に書く
見出しの文字数は決まっていませんが、20文字以内を目安に書くとスッキリした印象を受けます。
長々と書くと内容がすぐに頭に入ってこないので、億劫になり読むのをやめてしまう人もいると思います。
内容の結論を、短い言葉で書くのがおすすめです。
まとめ|ひと目で理解できる見出しを書こう
見出しの書き方は下記のとおりです。
見出しについては、いろいろなテクニックが溢れています。
まずは、短い言葉でわかりやすく伝える技術を磨きましょう
少し深い話をすると、見出しの本質は「読まれること」だと思います。
まずはこういったテクニックを通して、読まれる見出しについて考えていきましょう。