こんにちは、海星です。
今回は、ブログ記事の構成を作る方法について、初心者の方向けに解説します。
こんな方におすすめ
- 構成・見出しの作り方を知りたい
- 読者に伝わるブログ記事に仕上げたい
この記事で得られること
- 構成の作り方が5ステップでわかる
- 読者に伝わる記事が書ける
それでは解説していきますね。
ブログ記事の「構成」とは?
ブログ記事で構成を考えることは、非常に重要です。
じつは構成を作らずに記事を書き始めるというのは、設計図なしに家を建てるくらい難しいことです。
まずは、ブログ記事における「構成」とはそもそも何なのか。その重要性を簡単に紹介します。
構成とは記事の設計図のこと
構成とは、記事の設計図のことです。
記事を書く前に、誰に・どんな内容を・どの順番で伝えるかなどを決めます。
具体的には、下記のような内容を決めていきますよ。
- 記事タイトル
- 想定読者
- 検索意図
- 見出し
- 見出しの中で語ること
- 関連記事へのリンク
本記事でも、すべてこれらのことを考えた後に記事を書き始めています。
構成を作るべき3つの理由
構成を作るべき理由は、下記の3つです。
ボツ記事を避けられる
できれば、記事は誰かに喜んで読んでもらいたいですよね。
しかし、いくら文章がキレイに書けても、目的に沿わない内容で書いた文章はボツになる可能性が高いです。
例えるなら、家の設計図が決まらない状態で木材を加工して、大半が廃棄処分になってしまうのと同じです。
構成で記事の9割は決まると考えておきましょう。
読者に読まれるからSEOに効く
構成を考えられた文章はわかりやすいので、読者に読んでもらえます。
するとSEOの評価も上がり、アクセスも安定しやすくなります。
読者が求める構成を作るために、まずはその作り方を学んでいきましょう。
構成を作るコツは、読者をリアルに想像すること
構成を作るコツは、読者をリアルに想像することです。
理由は、相手が明確な文章ほど、具体性が増して深い内容が書けるからですね。
例えば、「おすすめのゲーム」を100人に向けて伝えるより、あなたの友人1人に伝えるほうが、内容や伝え方を考えやすいですよね。
読者をリアルに想像できることで、何を求めているかを想定して書けるので、結果として読者が満足する文章が作れます。
構成案を作るときも、読者をはっきりとイメージしましょう。
SEOに効くブログ構成を作る手順5つ
ブログの構成を作る手順は、下記の5つです。
手順①:記事で狙うキーワードを決める
まずは、記事で狙うキーワードを1つ決めます。
キーワードを決めてから構成を作ることで、SEOからの流入を狙うことができ、読者の悩みもイメージしやすくなるメリットがあります。
例として、本記事のキーワードである [ ブログ 構成 作り方 ] で考えてみます。
僕は普段、上記のようにGoogleスプレッドシードを使ってこのように構成をまとめています。
こういった内容で構成を作っていきましょう。
もしブログで使うキーワードを選定していない場合は、下記の記事をご覧ください。
キーワードを1つ選んだら、下記の記事をもとにリサーチを行いましょう。
手順②:想定読者を定義する
次に、想定読者を考えます。
想定読者とは、「誰向けの記事か?」ということです。
例えば、本記事での想定読者は下記のように設定しています。
- 構成を作り方を知りたい人
- 読まれる記事を作りたい人
想定読者を決めるコツとしては、名前と顔が想像できる人をピックアップするのが鉄板ですね。
- 過去の自分
- 友人、職場の人、家族
誰かに向けて書くことで、内容が客観的になり、文章のトーンが一定になるメリットもあります。
手順③:検索意図を考える
次は、読者の検索意図(ニーズ)を考えます。
検索意図には2種類あり、それぞれのニーズを考えておくことが重要です。
2種類の検索意図
- 顕在ニーズ:ユーザー自身が認識しているニーズ
- 潜在ニーズ:ユーザー自身が認識していないニーズ
本記事では、下記のように検索ニーズを設定しました。
- 顕在ニーズ:
- 構成の作り方を知りたい
- 構成作りのテンプレートが欲しい
- 潜在ニーズ:
- 読者に伝わるブログ記事に仕上げたい
- 伝え方に自信がないのを克服したい
- 人気ブログを作りたい
- 構成が終わったら本文をライティングをしたい
上記のような感じです。
検索ニーズを考えるのは、おおよそ30分ほどかけています。
潜在ニーズを考えるコツとしては、下記のような視点で考えることですね。
- なぜ読者は検索したのか?
- 顕在ニーズが満たされた後、読者は何が知りたいか?
- ライバルの記事ではどんな潜在ニーズが設定されているか?
検索ニーズは、構成の基盤となるのでかなり大切です。はじめはたっぷり時間をかけていいので、読者がなにを欲しているかアイデアを出し切りましょう。
検索ニーズの調べ方については、下記の記事をご覧ください。
手順④:見出しを作る
続いて、いよいよ見出しを作ります。
見出しを作るコツは、見出しを見ただけでどんな内容が予想できるようにすることです。本の目次を考える感じですね。
見出し作成の手順は、下記のとおりです。
- 見出しを下記の順番で書く
- ①前知識提(必要な場合)
- ②顕在ニーズ
- ③潜在ニーズ
- ④まとめ
- 見出しにキーワードを含める
- 関連記事へのリンクを考える
- 確認する(話の流れ・誤字脱字・わかりやすさ)
読者がまず知りたいのは「顕在ニーズ」の中身なので、なるべく早い段階で提示することがポイントです。
同時に、見出しの横に書く内容について軽くメモをしておくと良いでしょう。PREP法の「結論→理由→具体例→結論」を書いておくだけで本文の骨格ができるので、あとは肉付けすればいい状態にできます。
見出しの詳しい作り方は、下記の記事をご覧ください。
手順⑤:タイトルを決める
最後に、タイトルを決めていきます。
タイトルを決めるコツは下記のとおりです。
- 32文字以内におさめる
- 狙うキーワードを含める
- 「【】」や「|」などの記号で見やすくする
- 数字を使って具体性をもたせる
興味を引くタイトルをつけることで、読者がクリックしてくれる可能性が上がります。
さらに詳しいコツは、下記の記事を参考になさってください。
構成ができたら本文を書く
構成が完成したら、本文を書き始めましょう。
構成を作ったことによって下記の内容が決まりました。
- 記事タイトル
- 想定読者
- 検索意図
- 見出し
- 見出しの中で語ること
- 関連記事へのリンク
想定読者や検索ニーズも決まっているので、あとはその人に向けて文章を書けばいいですね。
本文を書く具体的なテクニックについては、下記の記事で解説していますのでご覧ください。
ブログの構成を作るときのポイント4つ
最後に、ブログの構成案をつくるときのポイントを4つ解説します。
1. 読者との対話をイメージすること
構成を作るときは、読者像がハッキリしていることが肝要です。
ざっくりとした読者像より、「職場で働いている隣の席にいる同僚」「高校のときから仲の良い親友」などに向けて書くほうが、より現実性のある内容が書けます。
ペルソナ設定が大切と言われますが、「20代独身、IT企業に勤めていて….」という情報より、顔と名前が分かる人を設定するほうが確実ですね。
2. 見出しにキーワードを詰め込みすぎない
見出しにキーワードを含めすぎないことが重要です。
単純に読みにくいだけでなく、SEOの評価まで下がってしまう可能性があります。
このあたりは「ユーザーを第一」という発想が根底にある必要があるので、興味があればSEOの基礎を覗いてみてください。
3. 見出しは柔軟に変更する
本文執筆中でも、構成は柔軟に変更してOKです。
例えば、下記のようなケースです。
- 見出しの情報量が多い
- h3だった見出しをh2にして、情報を詳細に書く
- 見出しの情報量が少ない
- h2だった見出しをどこかのh3要素として加え、コンパクトに箇条書きで書く
4. 無駄な見出しを省く
検索ニーズにない見出しは入れるべきではありません。
なぜなら、読者が求める内容より自分が伝えたいことを優先すると、読者が読みたいと思わないからです。
例えば、本記事で「構成の作り方」を知りたいのに「ブログの失敗談」ばかり伝えられたら、読むのが嫌ですよね。
検索ニーズ以外は、バサバサと省きましょう。
まとめ:人気ブログは文章の構成が命
今回は、ブログの構成の作り方を解説しました。
ブログ初心者でも、本記事で紹介した手順で構成を作ることで、読者から読まれる記事がかけるようになります。
慣れるまで記事構成には時間がかかるものですが、何本も作るとパターンが見えてくるので、効率的に作れるようになりますよ。
ブログに慣れてきた方は、収益化にチャレンジするのもおすすめです。ご興味がありましたらご覧ください。