こんにちは、海星です。
今日は、「目標がある人は、どんどん人と比べるべし」という話をします。
そのほうが実力が上がるからです。
最近の世の中って、
「人と比べない。ありのままのあなたでいい」
みたいな風潮ですよね。
僕もこういう言葉に励まされることはあります。
でも僕は、基本スタンスは、「人と比べてなんぼ」だと思うんですよね。
なぜなら、人と比べないと、落ち込む機会がないし、上を目指す気にならないからです。
もしあなたに目標があるなら、人と比べることは良い”スパイス”になります。
先日、久しぶりに高校の友人と話をしました。
そこで、ある女の子(Aさん)の話になったのですが、Aさんの人生の変貌ぶりに驚いてしまいました。
Aさんは、部活で仲良くしていた、ごくごく普通の女の子です。
目立った才能やスキルはないというか、(失礼ですが)目立たないタイプでした。
それが、今はフランスに滞在して、服を作る仕事をしているみたいなんですね。
考えられない人生の飛躍ぶりに、ビビりました。
厳密には、聞いた瞬間は、「ほーん」くらいに思ってたのですが、
考えるほど「ん、やっぱりハンパなくね?」という気持ちになりました。
自分がパリに行く想像ができないからです。
英語も何度も挫折しているし、海外に住む体力も、胆力もない。
うわー、度胸あるなあ….と、ほんと、時間差でやられましたね。
射抜かれた。じわじわと尊敬の念がこみ上げてきたんです。
あ、もちろん高校の時に、フランス語を喋れたわけじゃないと思います。
で、そう感じたときに、「自分も負けてらんねー!」と心底思ったんですよ。
真っ向から、自分とAさんを比べたわけです。
彼女はいま海外で自分のやりたいことをやっています。
じゃあ自分はなんなんだ?
「ぬるま湯につかってね?ざけんな!」と自分に対してブチ切れましたw
最近の僕は生ぬるくて、「今は攻めじゃなくて守りの時期だから」とか言って、
アニメ見て、温泉行って、ろくに作業もせず時間を浪費してました。
だから、Aさんの活躍を聞いて、やばいなと焦ると同時に、目を醒ますことができた。
ほんとうに感謝しています。
これが、人と比べるメリットだと思うんですよ。
ちなみに、人と比べるのが悪いんじゃなくて、比べ方が悪いことが多い。
落ち込んで、沈んだままじゃだめなんです。
「沈んだままだろ君は!起き上がらなくきゃ!なぜなら君は、太陽だから!(松岡修造)」
ってのが正しい。
閑話休題。
僕は、もし高い目標(理想)があるなら、なおのこと人と比べてなんぼだと思います。
登山を思い浮かべてみてください。
まずは、なだらかで低い山に登るイメージです。
コンクリで整備されたゆるい坂道。
自然の中で気持ちいい、緑もきれいで空気も美味しい。
最後ちょっとキツイ斜面もあったけど、すぐに山頂についた。
あっという間にゴールです。
こういう山に登っているときは、人と比べる必要はありません。
でも、その100倍くらいキツイ山に登るとしたら、話は別です。
険しい岩場を登る。
崖もある。転んで滑落したらひとたまりもない。
クマ、イノシシ、毒蛇も出る。
何日も寒い夜を一人で過ごし、精神がすり減ってくると、「なんのために登ってるんだっけ。もう下山したい」となります。
もしそこで、仲間が同じ状況で頑張ってると、踏ん張れたりします。
隣の山を登っていて、
何なら隣の山のほうが道中が険しく、時折、雷も落ちている。
自分と同じ地点からスタートして、自分より遥かにつらい思いをして、
でも今も諦めずに必死に登っています。
そういうのを知ってしまうと、良い意味でショックを受ける。
へこたれてる場合じゃない。
やらないとあかんな。となる。
極限の辛いときこそ、周りの頑張りは、良くも悪くも刺さるんですよね。
深く刺さって、落ち込むこともあるけど、
時間差でやっぱりやらなきゃって思えればいい。
それが比べることの力だと思うんですね。
「人と比べなくていい。あなたは、あなたのままでいい」
これが効果を発揮するのは、
- 何かをやりきったとき
- 本当に疲れているとき
です。
人の頑張りを僻むためではなくて、自分のガソリンにするのが正しい比べ方だと思います。
逆に、自分のガソリンを消費するような比べ方は健全ではないです。
人と比べるのは、良い”スパイス”になる。
あくまでスパイスなのです。
スパイスがメインになってはいけない。
それは唐辛子食べてるのと一緒ですからね。
「相手が同じ状況下でも頑張ってる」ということ知って、
自分を奮い立たせるのが正しい。
人と比べることは必要で、
頂上にたどり着くためには必須です。
誰でもいいから、仲間や尊敬する人を見つけて、どんどん比べようぜって思う。
その人と同じパフォーマンスを出す必要はないから。
今日は以上です。
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