検索意図とは?個人ブログに役立つ調べ方・ツールを紹介

こんにちは、海星です。

今回は、検索意図の考え方や調べ方について、ブログ運営する方に向けて解説します。

こんな方におすすめ

  • 検索意図って何?なぜ重要なのか
  • 検索意図の考え方や調べ方が知りたい

この記事で得られること

  • 検索意図が重要な意味がわかる
  • 検索意図を調べる方法がわかる

それでは解説していきますね。

目次

検索意図(インテント)とは?

検索意図とは、ユーザーが検索を通して得たいニーズのことです。

例えば、「ブログ 始め方 初心者」と検索した人が、どんなニーズを抱えているのかということです。

相手のニーズがわかれば、読者は有益な情報を求めてサイトの隅々まで見てくれますし、サービスや商品を購入してもらいやすいです。

するとSEOの評価がよくなるので効率的に集客ができ、アフィリエイトも成功しやすくなります。

趣向を凝らして考えたプレゼントが喜ばれるように、ユーザーのニーズを先読みして提供すれば満足されるコンテンツが仕上がるんです。

Web上でビジネスを考えている人は、絶対に知らなければいけない概念の1つです。

検索意図の考え方|発想が広がる3つアイデア

検索意図を調べるには、下記の3つの考え方が役に立ちます。

①「Do・Know・Go・Buyクエリ」で分類する

検索キーワードは別名、クエリとも言われます。

以下の4つに分類できます。

  1. Doクエリ:したい
  2. Knowクエリ:知りたい
  3. Goクエリ:アクセスしたい
  4. Buyクエリ:買いたい

検索キーワードの意図には、「したい・知りたい・アクセスしたい・買いたい」のどれかが含まれているということです。

たとえば、「ダイエット やり方」というクエリには、「知りたい」という意図がありますね。

ですから、少なくともKnowクエリであるということです。

しかしここで、「このキーワードなら〇〇クエリだ」と1つに決めつけるのはNGです。

例えば、「ダイエット やり方」はKnowクエリですが、Doクエリでもあります(ダイエットしたい)。

潜在的には、Buy(ダイエット器具を買いたい)も、Go(ジムに行きたい)もあるかもしれませんね。

このように4つのクエリの正しい使い方は、キーワードを1つの意図に確定させるためではなく、意図の可能性を広げるために使います。

よって、1つのキーワードに「Do・Know・Go・Buyクエリ」の重複があることを前提に、下記を参考にしてください。

Doクエリ:したい

  • 「WordPress プラグイン 入れ方」
  • 「ギター 初心者 弾き方」
  • 「確定申告 やり方」

読者像:検索キーワードに対して前向きな行動意欲があるユーザー。行動を促しやすく、成約率は高め。

Goクエリ:検索したキーワードの場所にアクセスしたい

  • 「Amazon」「Yahooニュース」「Appleサポート」
  • 「渋谷 居酒屋」
  • 「サンドウィッチマン YouTube」

読者像:「特定のサイトを表示させたい」「特定の場所に行きたい」というユーザー。

Buyクエリ:買いたい

  • 「プロテイン 通販」
  • 「ピザ 渋谷区 出前」
  • 「U-NEXT 登録」「WordPressテーマ 有料 おすすめ」
  • 「飛行機 チケット」

読者像:商品を買いたい、買うべきか検討したいというユーザー。買うつもりがあるので、高い成約率が期待できる。

Knowクエリ:検索したキーワードについて知りたい

  • 「SEO とは」
  • 「ヨガ 効果」
  • 「検索意図 意味」
  • 「iPhone 種類」

予測できる読者像:興味がある、情報を集めたいユーザー。ユーザーが情報を知った後、どういった行動に出るかは読みにくい。また、Do・Go・Buy以外のすべてのクエリ。


4つのクエリがあることを知り、実際の検索キーワードに当てはめて考えてみてください。

②「顕在需要」と「潜在需要」

検索意図には、「顕在需要」と「潜在需要」があります。

顕在需要

ユーザーが自分で認識している、表面的なニーズのことです。

キーワードから簡単に読み取ることができます。

「健康的な痩せ方」というキーワードであれば、「健康的なダイエット方法が知りたい」ということがわかります。

潜在需要

ユーザーが自分でも認識していない、隠れたニーズのことです。

実際に、検索するキーワードからは読み取れないので、わかりにくいです。

僕が使っている思考法としては、2つあります。

1つ目は、顕在ニーズを満たしたときに、「ユーザーが次に知りたいこと」を書くことです。

例えば、「社労士 なり方」という検索ワードの場合、以下のような検索意図が考えられます。

  • 顕在ニーズ:社労士になる方法を知りたい
  • 潜在ニーズ:社労士になった後の年収や、独立する方法を知りたい

「顕在ニーズを満たした後に、どんな情報が知りたいか」を考えるということです。

これを書いてあげるだけでも気が利く記事になり、読者に喜ばれやすいです。

2つ目は、「なぜこの記事を検索したか?」を考えて、新しい切り口で書くことです。

上記の社労士の例でいうと、

  • なぜ社労士になろうと思ったのか?その背景は?
  • なぜ社労士になる方法が知りたいと思ったのか?誰かに勧められたのか?友人が社労士なのか?手に職をつけたいのか?

のような感じです。

「なぜ?」を突き詰めると、検索の背景、あるいは読者像がつかめてきます。

例えば、「手に職をつけたい」ということであれば、社労士でなくてもいいわけです。「社労士のなり方」を調べるなかで、「1,000時間勉強するのは難しそうだな。高い年会費もかかるのか…」と思って、諦める人もいます(僕がそうでした)。

そういった方に、「社労士は難易度が高いですが、〇〇という資格は難易度が低いし、おすすめですよ。」といったアプローチもできますよね。

まとめると、

  1. ユーザーが次に知りたいことを書く
  2. 「なぜ検索した?」を考えて新しい切り口で書く

よく、「ユーザー目線になる」「ユーザーの立場になる」と言いますが、具体的にはこういった思考プロセスを踏むことが重要です。相手の考えを先回りしましょう。

かなり脳に汗をかく作業ですが、相手の誕生日プレゼントを考えるみたいで、ハマると楽しいですよ。

③ 会話連想ゲーム

検索意図を深堀りするために、「悩みを抱えた人との会話を連想する」という手も有効です。

なぜなら、相手を想像すると客観的になり、検索意図が現実的なものになりやすいからです。

目の前に自分の友人が座っていることをリアルに想像して、その友人の声や語り口で、質問に答えていくような感じです。

会話としてはこんなイメージです。

友人:最近ブログを始めたんだけど、SEOとかいうの、やったほうがいいの?

自分:あー、やったほうがいいと思うよ。ちゃんとやれば、アクセスは集まるし。

友人:へえー。でもなにすればいいのかよくわからん。

自分:それならキーワード選定からやったほうがいいね。ブログで使うキーワードを洗い出す感じ。そうすれば、あとは決めたキーワードに沿って書くだけだから、すごい楽だよ。てかキーワードってわかる?笑

友人:なんか聞いたことあるけどよくわからない。笑

自分:キーワードってのはGoogleの検索で打ち込む単語だよ。「ブログ 始め方」とか。こういうキーワードに沿ってブログを書くんだよ。

友人:なるほどねえー。で、そのキーワード選定ってどうやんの?

自分:それはまずね…

みたいな感じです。普通にありそうな会話ですね。

文章でこういったやり取りを書き出すだけでも有効です。僕の場合は、一人二役で声に出してやることもあります。

この会話から、次のようなことがわかりますね。

  • 相手は、自分が思っているより無知な可能性がある(専門用語はほとんど通じない)
  • 自分が相手に質問することで、相手がどう答えるか考えられる(相手を知れる)

会話にするメリットは、検索意図が現実的になること。

最初は面倒ですが、やれば力が伸びるので続けてみてください。

検索意図を調べる2つのツール

検索意図を考えるための補助ツールを2つ紹介します。

①検索結果

検索結果の上位記事、読者の検索意図が表れている可能性が高いです。

なぜなら、Googleは検索意図を満たす記事を上位に表示しているからです。

具体的には、キーワードで検索した結果のTOP10を眺めてみましょう。下記は「検索意図」でググったときの例です。

その際に、下記のポイントを押さえてながら読んでみてください。

  1. 想定読者はだれか?
  2. 想定読者の顕在ニーズはなにか?
  3. 記事が解決している潜在ニーズはなにか?
検索キーワードを少し変えて再検索するのもアリです。

例えば、「ブログ 構成 作り方」といったキーワードで検索するとして、検索意図を広げる意味で「ブログ 構成」などで再検索するのも有効です。

あるいは、「ブログ 見出し 作り方」などの似ているキーワードで検索してもいいですね。

似ているキーワードを探すには、類語辞典、連想類語辞典を使いましょう。

サジェスト

Googleのサジェストワードは、検索エンジンがユーザーに対しておすすめ(サジェスト)しているキーワードです。

言い換えれば、「あなたは他にこれを知りたいのでは?」ということです。

上記のサジェストだと、試験の日程や、試験の内容などについて提案しています。

関連キーワード

検索結果の下部には、関連キーワードが出現します。

こちらも同様に、関連して読者が知りたいことが出てくるので、検索意図を分析するのに役立ちます。

②Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋を使えば、読者の悩み知ることができます。

たとえば、「社労士 試験」で検索すると、1万件以上の質問が投稿されています。

実際に困っている悩みなので、これらを解決してあげると喜ばれるというのは想像にかたくないですね。

読者がどんな背景で検索しているのか、よりイメージしやすくなると思います。

検索意図に関連したQ&A

検索意図に関連したQ&Aをまとめました。

SEO対策は何をすればいい?

SEO対策は、下記のことをするのがおすすめです。

個人ブログでSEO対策は意味ない?

SEO対策は、個人ブログでもまだまだアクセスを集めることができるので、一定の意味はあります。

SEO対策の優先度が高いかどうかは、ブログの目的やジャンルにもよるのですが、最低限のSEO対策は理解しておくことをおすすめします。

まとめ|検索意図を考えると読者の満足とアクセスアップにつながる

検索意図を考えることで、読者の満足度とともにSEOも満たせ、アクセスアップにつながります。

検索意図に答えられると、集客がうまくいき、商品やサービスを売りやすくなります。

最初は検索意図を考えるのはたいへんですが、本記事に書いてあることを1つでも継続してみてください。

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はじめまして、物書きの海星です。

ちょろっと自己紹介します。

新卒で事務員になりましたが、仕事から逃げたくて、2年半で退職しました。

趣味でブログを書いていた経験を活かしてフルリモートのWebライターや編集者を経験したりしました。

自分のビジネスも始めて、趣味の音楽で月に20万円を稼ぐことができました。実働は20時間とかそこらです。

「自分は何でもできるんや!俺TUEEE」と調子に乗ってシステムエンジニアに転職した矢先、ブラックすぎて適応障害になりました。社会復帰に1年以上かかるという。

ただ、その後もなんとか復帰して、ライター、編集者、ディレクター、マーケターなどの仕事をこなしました。

結果、今は色々なスキルを獲得して、1つの組織に依存することはありません。会社をやめたいときにやめて、フリーになって、どこかに入りたくなったら入る。

職業においてかなり自由な生活を送っています。

こう言うと、すごいと言われますけど、嫌なことから逃げ続けた結果だと思っていますw

勉強さえすれば、誰でも実績は作ることができるので、その実績をもとに転職するなり起業するなりしたほうが、人生が思いもよらない方向に転がると思ってます。

1つの組織にいる努力も素晴らしいですが、僕はそれとは真逆の人生を送っています。

このブログを色々みてもらって、ぜひ刺激にしてもらえたら嬉しいです。

もっと詳しいプロフィールは下記より。

>>> 海星のどん底紀行。適応障害から今に至るまで

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