ブログ記事をリライトしたい!方法を教えて!
こんな疑問にお答えします。
こんにちは、海星です。
今回は、ブログ記事のリライト方法について解説します。
本記事の内容
- なぜ記事をリライトしなければいけないのか。リライトするメリット
- リライト方法とタイミング
- ブログ記事をリライトするときの注意点3つ
この記事で得られること
- 記事をリライトする方法やタイミングがわかる
- ブログ記事をリライトするときの注意がわかる
それでは解説していきますね。
ブログ記事のリライトとは?
記事のリライトとは、一度書いた文章を書き直すことです。
記事をリライトするメリット
なぜリライトをする必要があるのか解説します。
検索順位を上がる
1つ目は、検索順位を上げるためです。
上位表示しない記事は、リライトで検索順位を上げられる可能性があります。
数ヶ月30〜40位くらいをさまよっていた記事でも、リライトで1位にまで跳ね上がったりします(後ほど体験談を紹介します)。
そういう意味では、じつは初稿では、あまり上位表示に期待しないほうがいいです。
リライトして価値を高めたときに、はじめて上位表示すると思っておきましょう。リライトからようやく本番に立てるといったイメージです。
読者の体験価値を上がる
2つ目は、読者の体験価値を上げるためですね。
読みにくい文章より、読みやすい文章のほうが満足度は高いです。つまらない文章よりは、面白い文章のほうが読みたいです。
こういった体験価値を上げるためにリライトを行います。
すると、読者の滞在時間が伸びたり、関連記事を見てくれたり、ひいては売上につながったりします。
記事をリライトするときには、おそらく最初に書いたときより客観的になれているはずです。その感覚を持ってリライトすれば、良い記事になりやすいですよ。
リライトをするとSEOにも検索順位に効果がある
リライトをすることで、検索順位が上がります。
僕が以前、企業でライター兼ディレクターをしていたときの話をしますね。
当時書いていた記事が、30〜40位くらいをずっとさまよっていました。
上長に「この記事リライトしてくれない?」と頼まれて、足りないキーワードやら、検索意図を読んでコンテンツを足してみました。
(ちなみにセオリーは11位〜20位から順番にリライトなんですけど、トレンド記事で需要がある記事だったため、優先的にリライトしました)。
リライトした結果、おそらく1週間しないうちに2位まで上がりました(最終的に1位も取ってます)。
結果、月間0PVだった記事が、8,000PV〜1万PVに化けました。上長もビビってました。僕もビビりました。
正直、こういう急激な変化ばかりではないですけど、リライトには確実に効果があります。
ちなみにリライト業務は結構こなしましたが、キーワードのちょい足しとか、誤字脱字を直したとか、わかりやすく解説したくらいだと、大きく順位は変わらない印象でした(必要なキーワードがあきらかに不足している場合は別ですが)。
大きい順位変化を狙うには、新しいコンテンツを追加したり、構成を変えたりと根本的な改善が必要なことが多いですね。
リライトのベストなタイミングは投稿して3ヶ月後
リライトのベストなタイミングは、初投稿から3ヶ月くらいが目安です(個人ブログ+立ち上げたばかりの場合)。
なぜなら、「検索順位が安定してくるのが3ヶ月後」と言われているからです。
それまでは順位が上下しやすいので、リライトをしても順位の効果測定はできないわけですね。
よって、初心者の方がリライトを本格的に始めるのは3ヶ月後と考えておきましょう。
例外としては、下記のタイミングでの軽微なリライトは随時行って良いです。
- 誤字脱字、表現の誤り、記載の誤りなどに気付いたとき
- 公式情報が更新された場合
僕のブログの場合、戦略的に1ヶ月くらいでリライトします。
そもそも「記事は書き直せばいい」という発想があるので、大体60点くらいの記事を書いて、そこから70点、80点とレベルを上げていく戦法を取っているためです。
SEO的には邪道ですが、ビジネスとしてみたときにはセオリーですし、何よりコンテンツが確実に仕上がるのがメリットです。
ブログ継続に自信がない方は、「リライトは未来の自分に任せる」という前提で、コンテンツを量産するのはアリだと思います。
話が逸れましたが、ブログ記事のリライト方法を見ていきましょう。
ブログ記事のリライトの方法
具体的なブログ記事のリライト方法を解説します。
1. リライトすべき記事を見つける
まずは、リライトすべき記事を見つけます。
リライトすべき記事の基準
- リライトに旨味がある記事(CVしやすい記事、アクセスが見込める記事)
- 11-20位の記事が優先
- 検索順位が高いのに、クリック率が低い記事 → タイトルを改善
- 検索順位が低いのに、クリック率が高い記事 → 内容を改善
- 滞在時間やスクロール率が低い記事、ライバルが弱い記事
まず大前提として、リライトすべき記事は「リライトに旨味がある記事」です。当然ですが、リライトしても収益化に繋がらなかったり、アクセスが見込めなかったりする記事の優先順位は低いです。
「リライトしたほうが良い記事」はたくさんあると思いますが、「リライトすべき記事」を優先的にリライトしましょう。
その上で、11位〜20位の記事をリライトするのがおすすめです。なぜなら、あと少しで10位以内(上位記事)に表示される可能性があるからです。上位表示すれば、少なくとも読者の目に触れる可能性はグンと上がります。
よって、まずは11位〜20位の記事からリライトしてみましょう。
サーチコンソールも良いですが、できればリライトをする段階になったらRankTrackerなどのツールが望ましいですね。
僕もahrefsに入っている検索順位測定ツールは使っていましたが、やはりツールがないと厳しいです。
2. 記事をリライトする
記事を見つけたら、リライトしていきましょう。
リライトでチェックするポイントは、下記のとおりです。
リライトでチェックするポイント
- 誤字脱字はないか
- 情報はただしいか?(更新されてないか)
- わかりにくい解説はないか
- 検索意図を満たしているか(内容が不足していないか)
- 読者を惹きつけているか
- 内部リンクはされているか
- 必要なキーワードを足したか(不足しているキーワード、新しく出てきたキーワードを足す)
キーワードを足すのはもちろんやるべきなので、解説は省きますね。
個人的にもっとも効果があると思うのは、「検索意図を満たすこと」「読者を惹きつけているか」です。
検索意図の調べ方に関しては、下記の記事をご覧ください。
「読者を惹きつけているか」というのは、「読者を置いてきぼりにしていないか」です。
置いてきぼりになるケースとしては、難しい文章、つまらない文章を書いているときですね。
読者が置いてきぼりになるケース
- 専門用語を解説せずに、次々と話題が進んでいる
- 辞書的な解説が続いていて、つまらない
- 知りたい内容が書いてない
僕の場合は、目の前で友達が読んでいるとして、退屈そうにアクビしてないか、真剣に読んでいるかをイメージします。
(とはいえ僕の記事の初期とかはまるでこれら3つを満たしてしまっています。よければ見てみてください)
「友達に対してそんなふうに説明しないでしょ?」って内容があったら、注意してみてください。
3. インデックスをリクエスト
記事をリライトしたら、サーチコンソールを使って記事のインデックスをリクエストしましょう。
リライト後もインデックスリクエストすると、インデックスが若干早まる可能性があります。
2022/12/19 追記:僕の環境ではインデックリクエストの有無では、大差はありませんでした。クロールリクエストしたほうは当日にクロールされ、していないほうは1日後にクロールされました(約1日の誤差)。心配な方はやってもいいかも、程度ですね。ちなみに体感ですが、新規記事はやっておいたほうがいいと思います。
サーチコンソールでインデックスをリクエストする方法は、下記の記事をご覧ください。
もしサーチコンソールの登録をWordPressに導入していない方は、下記の記事をご覧ください。
4. リライトしたら日付(更新日)も変える
リライトしたら、日付(更新日)も変えるようにしましょう。
ブログ記事は、テーマによっては公開日だけでなく、更新日も表示することができます。
そして更新日は、検索結果にも表示されるんですね。
検索結果に更新日が記載されていると読者は最近の記事だということが判断できるので、SEOにも効果があります。
WordPressテーマが「SWELL」の場合
「カスタマイズ」から更新日を表示する設定ができます。
5. リライトの効果を測定する
さいごに、リライトの効果を確認しましょう。
こちらに関しては、検索順位チェックツールを使います。
サーチコンソール・RankTrackerが定番なので、ぜひ使ってみてください。
ブログ記事をリライトするときの注意点
続いて、記事をリライトするときの注意点を解説します。
リライトで検索順位が下がることがある
リライトすると、検索順位が下がることがあります。
記事の内容を変えるので、当然ではありますね。
よって、検索順位によってリライトの程度を変える、というのもおすすめです。
- 1位なら、むやみにリライトしない(誤字脱字や内容の誤りなど、軽微なリライトならOK)
- 2〜3位なら、一旦、キーワードを見直すなど軽微なリライトを試す
- 4〜10位なら、新しい要素を入れたり、構成の順番を入れ替えたりする
- 11位〜20位なら、構成を考え直すといったやや大きめのリライト
- 21位〜なら、かなり大胆に構成を変えてOK(PVが0など、順位が下がってもほぼリスクがない場合)
低順位になるにつれ、リライトの程度を大きくしていくイメージを持っておきましょう。
ほんとうはヒートマップツールなどが使えば、どこが読まれていて、どこで離脱されているかなど分析できます。
すると、構成の順番を入れ替えただけで順位が上がるといったこともありますよ。興味がある方は、「ヒートマップ」で調べてみてください。
ブログリライトに使えるおすすめツール
リライトに使うおすすめツールをまとめておきます。
サーチコンソール
サーチコンソールは、無料で使える分析ツールの1つです。
記事ごとの検索順位の確認、クリック率の確認などができます。
導入方法や、サーチコンソールの見方に関しては下記の記事をご覧ください。
キーワードプランナー
リライトする際に、追加のキーワードを調べるときに使います。
時間が経つにつれて新しいキーワードが出現している可能性があるので、リライトの際には一度チェックしておくと良いでしょう。
もちろん、そもそも不足しているキーワードがあると上位表示できないので、一緒に確認しておきましょう。
ヒートマップツール
ヒートマップツールは、記事の分析ツールの1つです。
ヒートマップツールでわかること
- 記事のどのあたりが一番見られているか
- どこがクリックされているか
- どこで離脱されているか
といったことがわかり、記事の改善にはうってつけです。
ほとんどが有料ツールになってしまうと思いますが、一度検索してみると良いでしょう。
当ブログでも、もし導入する機会があったら追記しますね。
よくあるQ&A
ブログ記事のリライトに関するよくある質問をまとめました。
リライトでは、タイトルを変更してもいい?
タイトルの変更も可能です。
ただし、検索順位が大きく変わる可能性があるので注意しておきましょう。
サーチコンソールでは、クリック率が計測できます。
その数値を参考にしつつ、「魅力がほぼないタイトルの記事」であれば、変更することも考えて良いでしょう。
「検索順位が低い記事(21位〜)」であれば、リスクは低いのでそこまで大きな問題にはなりません。
リライトの効果(検索順位の変化)はいつ出る?
体感にはなりますが、個人ブログだと、数週間〜1ヶ月くらいは見ておきましょう。
検索順位の変化の出やすさは、ドメインパワーによります。
企業サイトだと、1週間〜2週間ですぐに結果が出ることもあります。
ブログが強くなれば(権威性や信頼性が上がる)、リライトして検索結果に反映されやすくなると思います。
まとめ|記事が改善されていく過程は楽しい
今回は、ブログ記事のリライトの方法をまとめました。
「永遠と記事を直すのは大変」という考えもありますが、個人的にはブログや記事がよくなって、それにより読者が満足して、SEO順位も上がっていく。その過程を見るのはやりがいがあって楽しいと思います。
個人的には、新規記事を書くより、リライトのほうが好きですね。
ぜひ、良いコンテンツを作っていきましょう。
今回は以上です。