上級者の悩みを初心者が抱えるなという話

「自分がすごい人間になるれるわけないよ〜」とか思うなよという話

こんにちは、海星です。

今日は、「最初から上級者を目指さなくていい」という話をします。

このブログの読者には、起業したい人、フリーランスを目指して自由に暮らしたい人、YouTuberで一発当てて有名になりたい人など、いろいろな方がいると思います。

どれも素晴らしい夢ですけど、夢を追うと発作的に不安になる瞬間が訪れるんですよね。

僕の場合は、活躍している人たちを見て、

「自分にも同じことができるの?」と不安になったりします。

僕の尊敬する人は、セミナーを開催すれば全国から人が瞬時に集まるし、投資家としてタワマンとか不動産も買うし、手掛けた事業は数億円という単位で利益が出るし、ハイパーやばい方です。

こういうのを目の当たりすると、自分にはおとぎ話に聞こえて、無理だと感じてしまうんですよね。

妄想しては、無駄に萎えてしまう(ちなみに仏教では、現実に起きてないことを「妄想」と定義していて、無益だとしているそうです)。

さて、ここで考えたいのは、「今の段階で気にすることじゃないよ」ってことです。

人にはざっくり4種類の「ステージ」があると思ってて、

  • 未経験者
  • 初級者
  • 中級者
  • 上級者

があって、それぞれのステージに応じた課題があります。

で、それぞれのステージに応じた課題だけ悩めばいいんじゃない?って思います。

  • 未経験者:未経験者ならではの課題
  • 初級者:初級者ならではの課題
  • 中級者:中級者ならではの課題
  • 上級者:上級者ならではの課題

例えば、野球を始めて間もない少年(初級者)だったら、まずはキャッチボールできるようになろうとか、素振りを練習しよう。といった課題があります。

このとき少年が、「実力が開花して大谷翔平になっちゃったらどうしよう・・・」とか考えてたらどうですか? 

記者会見でなんて答えようとか、試合のプレッシャーがきつそうだな〜とか考えてたら、ツッコミまくりますよねw

いやいや、いいか。お前さんの課題はまず基礎練習を覚えることだよ。それからだよってなるはずです。

ここでやっちゃってるのは、「上級者のステージ」の課題を考えて(=無駄に妄想して)、アレコレ考えてしまってるわけです。そして妄想が膨らむと、無駄にプレッシャーを感じて、自分はそこまでの人間じゃないと勝手に萎えてしまいます。

ほかにもよくある例を出してみます。例えば、大人になってピアノ弾きたい人って結構いると思います。

ピアノに興味はあるし、やってみたいんだけど、すごく上手い人の演奏を見て、「両手同時に動かすとか無理だ〜」「自分は不器用だからな〜」と考える。

これも、見るべき課題があっていません。初級者のフェーズで考えています。

まずは未経験者のステージで、ピアノを弾ける場所を見つけたり、先生に習ったりするところを悩んだほうがいいです。

とくに未経験者は、楽器を練習してみることが最重要。練習して手応えを感じないと、初級者のステージの課題を抱えることすらできません(=悩む資格がない)。

「両手で弾けるかどうか」「上手く弾けるかどうか」という上位の悩みを抱えるのは、まだまだ早いということです。

要するに、無駄に高いレベルの悩みを抱えてはいけない。それは妄想だから、無益です。

まずは目の前の悩みに集中して、解決すれば、おkです。

とはいっても、未経験者でも、気づいたら初級者の悩みを抱えるようになってるし、いつのまにか中級者の悩みを抱えるようになってるんです。

いくら素晴らしい人でも、目の前のことをやってたらだんだんすごくなって、上級者の悩みを抱えるようになっていくんです。だから、先々の課題について悩まなくたっていい。

副業してお金持ちになっちゃったらどうしよう・・・とか。

まずは、1円を稼ごう。笑

妄想して「やっぱりやめておこう」となるのは、ホメオスタシスの一種。現状維持に戻ろうとする性質のことです。

これには、マインド(≒思考)を理解して、対策を講じるしかありません。

今、あなたのステージに合った悩みだけ考えていこう〜。

というわけで以上です!

ちょろっと仏教の話を書きましたが、下記の本を参照しています。無駄に悩む人に一度は読んでほしい。だいぶ楽になれますよ。

p.s.

あ、そういえば似たようなので、結婚とかもそうですよね。

例えば、いま恋人がいないのに、結婚どうしようとか。子どもは欲しいかなとか。そんなの、恋人がいない状態でわかるわけありません。

上級者の課題を抱えてしまっています。これに関しては悩む資格がない(恋人がいないから)ってのがわかりやすいですね。べつに資格がないから悪いって意味ではないですよ。

まずは、初級者の課題(まず誰かにアプローチするとか、付き合うとか)から向き合おう。順番ってとても大事です。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

はじめまして、物書きの海星です。

ちょろっと自己紹介します。

新卒で事務員になりましたが、仕事から逃げたくて、2年半で退職しました。

趣味でブログを書いていた経験を活かしてフルリモートのWebライターや編集者を経験したりしました。

自分のビジネスも始めて、趣味の音楽で月に20万円を稼ぐことができました。実働は20時間とかそこらです。

「自分は何でもできるんや!俺TUEEE」と調子に乗ってシステムエンジニアに転職した矢先、ブラックすぎて適応障害になりました。社会復帰に1年以上かかるという。

ただ、その後もなんとか復帰して、ライター、編集者、ディレクター、マーケターなどの仕事をこなしました。

結果、今は色々なスキルを獲得して、1つの組織に依存することはありません。会社をやめたいときにやめて、フリーになって、どこかに入りたくなったら入る。

職業においてかなり自由な生活を送っています。

こう言うと、すごいと言われますけど、嫌なことから逃げ続けた結果だと思っていますw

勉強さえすれば、誰でも実績は作ることができるので、その実績をもとに転職するなり起業するなりしたほうが、人生が思いもよらない方向に転がると思ってます。

1つの組織にいる努力も素晴らしいですが、僕はそれとは真逆の人生を送っています。

このブログを色々みてもらって、ぜひ刺激にしてもらえたら嬉しいです。

もっと詳しいプロフィールは下記より。

>>> 海星のどん底紀行。適応障害から今に至るまで

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次